秋に惑わされて

今日は朝から使い物にならなくなっている。


周りが汗と涙を流して時間を積み重ねて来た間、
僕は何をしていたのだろうか。


朝からずっと漠然と空を眺めていたら、
気づくとゆらゆらと夕日が沈んでいった。


「あぁ、今日という日を無駄に過ごしてしまった」


小さくつぶやくと、カラスだかコウモリだか、
とにかく黒い何かが意地悪く笑った。


「今日に限ったことじゃないじゃん。もうずっとこんな毎日だろ」


僕は返す言葉もなく、すごすごと部屋に帰った。


そろそろ僕も何者かにならなければいけないのだろうか。


このままもう少し、逃げてちゃいけないでしょうか。


さてさて、どうなることやら。


不安で夜もおちおち寝てられねぇ。



個展やります。
日程:10/20(土) 21(日)
場所:フジヤマプリン地下
出し物:写真

詳細はまた明日。