プロレスの味方です

何を隠そう僕は、物心ついたときからプロレスファンを続けている。
プロレスファンといえば、市民権を得たアキバ系よりもずっとずっとコアな存在ですよ。
プロレス会場は、いかにもオタクな人からいかにもチンピラ風の人まで、コアな人でいっぱいだ。
ここ数年めっきり社会的にマイナーになったプロレスを観に行く一般人なんてそういないから、会場のオタク度とチンピラ度の高さは半端じゃないですよ。
そんな半端じゃない空間でも特に半端じゃない空間がある。
それは、最前列、相撲でいうなら砂かぶりだ。
風俗産業に関わらない人間で、ここに座れるのはプロレスエリートだけですよ。
社会的欠落のエリート。
コア中のコア。
そのコアな空間に生まれて初めて座りました。
もう、興奮のリミッターを軽く超えたよ。
今なら火だって熱くない。
ますます、明るい社会が遠くなっていく。