銭湯先生

カンゾー先生」に「機関車先生」、
金八先生」から「グレートティーチャー」
古今東西いろんな先生がいる日本。
生涯一門弟とでもいうのでしょうか、
人生のさまざまな場所で人に教えを請うものです。
私も今日先生に会いました。
場所は、近所の銭湯。
銭湯っていっても古びた大衆浴場じゃないですよ。
スーパー銭湯とまではいかないけれど、設備充実。
サウナはあたりまえ、露天風呂までしっかりある。
その中でも、私のお気に入りが「ラドンの湯」。
なんか仕組みはよく知らんが、普通のお湯より発汗作用があるらしい。
お湯が熱いわけじゃないのに、汗がたくさん出る。
いいじゃないですか。
新陳代謝の衰えきった私には最適。
というわけで入っていると、一人の感じのいい初老の男性が入ってきた。
十分に汗をかいていたので入れ替わりに出ようと思ったら。
「あー、気にしなくていいよ。ゆっくりしてくれたら。」
やられた。
出るに出れなくなっちゃったよ。
まあ、適当にタイミングを見て出ればいいか。
と思っていたら、おじさん話しかけてきた。
「君、若いけどパソコンするの?」
「まあ、こなす程度に。」
なんてあいまいな答えをすると、
「僕もやるんだけどねえ。男はなんでHなページ見ちゃうんだろうね?」
ホワッツ!?
この人何言い出すんだ。
「まあ、こうして性の情報が蔓延するとよくないよ。
アダルトビデオのHが普通だと思っちゃうから。」
おっ、昨今の性の乱れを嘆いとるんですな。
「あれが普通だと思われたら、男は大変だよ。
あそこまで女に奉仕しなきゃダメなんだもん。」
はい?
「僕ももう若くないから大変大変。でもそこはテクニックでカバーだよ。
こうやってな・・女の○○を・・・・」
こうして、単なるスケベ親父のセックス講座が始まった。
いや、単なる下ネタと武勇伝。
もう、ここでは書けないような下ネタのオンパレード。
そんなもん聞かされてもさあ。
この講座、20分続いた。
講座を受け終わった私は、Hどころじゃねえよ。
完全にのぼせちゃいました。
絶対に忘れることの出来ない教師と出会いました。