世を憂う

生まれてくる時代を間違えた気がする。
60年代初頭のアメリカに生まれるべきだった。
物心ついたときには、レッドツェッペリンが全盛をむかえ、
後追いで60年代ロックを勉強する。
もちろんプログレにもはまっちゃいますよ。
現在進行形で、ロックが進化していき、少し振り返れば偉大なフラワームーブメントが横たわっている。
パンクにどっぷり傾倒するもよし、ロックの一つだと余裕で受け入れるもよし。
いい時代じゃないか70年代。

なら、50年代に生まれた方が、60年代をリアルに体験できていいじゃないかって話になるかもしれない。
でもそれは違うんだ。

この人生、一番の重要ポイントは、青春を80年代アメリカでむかえることなんだから。
80年代アメリカの色は最高だよ。
あの鮮やかで空虚な色こそ、青春の色なんだよ。

あー、アメリカに行きたい。
国務長官が直筆でサインしてなかったとか、くだらん事で躍起になるアメリカじゃなくて、コカコーラとハンバーガー、ケミカルウォッシュジーンズのアメリカに行きたい。