なにわバタフライ

鈴木の煩のご好意で、三谷幸喜さんのなにわバタフライを観にいってきました。
だってあんた三谷幸喜ですよ。
8000円ですよ。
それを連れて行ってくれるってんだから鈴木の煩は立派な人だよ。
でもねえ、寝るのはどうかと思うよ。
始まって15分くらいで寝ちゃってさあ。
いびきまでかいちゃうんだから。
周りの客は、もう不必要に気合満々なわけだよ。
8000円だ、三谷幸喜だって、意地でも楽しもうって空気だよ。
その中、あの人は即寝だもん。
周りは白い目で見てましたよ。
それでもあの人は偉いよ。
なんたって観劇後、うどんすきに連れてってくれるんだもん。
まあ、あまり接客の雰囲気のいい店じゃなかったけど、いいもん食わしてもらった。
だから、あの人はいい人。
それはそれとして、舞台はどうだったんだって話をしましょう。
まあ、戸田恵子さんの一人芝居なんですよ。
だから、俗にいう三谷節みたいなのは見られなかったね。
それに戸田さんは、えらい演技うまいんだけど一人芝居で笑いを取るっていうテクニックにやや不慣れな印象だった。
いや、うまいんだよ。
でもモロ師岡さんとかイッセー尾形さんに比べるとって話ね。
その分、演出での笑いの取り方は見事だったね。
脚本はもちろんしっかりしてるしさ。
金と脳みそをしこたま使った感たっぷり。
もちろんいい意味でね。
でも個人的には、ちょっとした感覚のズレをうまく使った会話劇みたいなの観たいよね。
しかし、演劇ってのはどんどん進歩していくね。
ほとんどのお笑いライブなんかより全然クリエイティブだよ。
演芸としてのお笑いにすがってたら、いつの日かお笑いなんて観る奴誰もいなくなるよ。
そうならんようにがんばらんといかん。
たまには、ただのギャンブル狂じゃないぞって日記を書いてみました。