ワーキングクラスヒロイン

“君は一人じゃないんだ。君には、いつでも仲間がついている”的なメッセージを使い古された、歌謡曲に乗せて歌う。
残りの部分は、適当なことをアップテンポにしゃべればいい。
あら、簡単。
これだけで、人気和製HIPHOPアーティストの出来上がり。
そんな時代だからこそ、オアシスを聞こう。
「えー、オアシスなんてダサいよ。」って思っているあなた。
あなたは多分、オアシスを音楽家として捉えていませんか。
楽家として見た場合、オアシスは好き嫌いで語れるレベルですよ。
レディオヘッドとかアウトキャストレベルまではいかないですよ。
しかし、彼らの売りは音楽もさることながら、そのたたずまいだ。
リアムとノエルのカリスマ性ったら、半端じゃないよ。
いや、半端なんだよ。
悪ぶってるけど、アメリカのラッパーに比べたら悪ガキレベルだし。
歌詞なんて案外ロマンチックだったりする。
ギターとマイクで世界に立ち向かう的な態度なんだけど、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの危機感とは雲泥の差がある。
ビッグバンドを自負しているけど、案外朴訥とした面があったりする。
この按配がとってもロックっぽい。
これぞ、憧れのロックスター像だ。
いいアーティストのライブを観ると、その音が出したくなる。
それに対して、オアシスのライブを観ると、本気でオアシスになりたくなる。
ロックに選ばれたバンド。それが、オアシスだ。
といいながら、早速新作をCDラックにしまい、1stと2ndを聴いていたりする。
日記のタイトルは、タカフミさんとのコントのタイトルです。