侮っていた公式レア音源集

ロックの本質は知性だ。
知性を感じさせない音楽は、ゴミ箱にポイしちゃっていい。
バカ騒ぎしようが、暴れようが、歌い上げようがロックには知性がある。
しかし知性こそがロックであるがゆえに、知性こそがロックの進化を妨げている。

てな前フリをしながら結局紹介するのが、やっぱりローリングストーンズ。

いや、おかっぴきの旦那、これがすごいんですって。
ローリングストーンズのレアリティーズってアルバムなんでさあ。
まあ、簡単にいえばレア音源集でなわけでさあな。
でもこれがそんじゃそこらのレア音源集じゃないんでさ。
公式のレア音源集なんて、期待できないとそりゃ重いますわな。
ところがどっこい選曲どうこうの問題じゃござあせんのさ。
ライブ音源がすごいんですよ。
もう、しっちゃかめっちゃかでストーンズなのにストーンズじゃない感じなんですよ。
寄せ集めでさあな、そりゃアルバムとしてのまとまりなんてありゃしねえ。
しかも79分もあるとくりゃ。
これは、もうバカのつくほどやりすぎですわな。
でもかっこいい。
ストーンズのアルバムの中でもかっこよさなら、一番ですわな。
おかっぴきも一枚買ってみたらいかかです。

まあ、簡単にいうとこの会話みたいなアルバムなんです。
ところどころで知性がぶっ飛ぶストーンズの良さが見事に表現されているアルバム。
もうこれがストーンズのベストアルバムだ。
ストーンズロゴのTシャツを一度でも着たことのある奴は、これを聞きなさい。
君の着ているTシャツの元になっているバンドが、どれだけおバカさんかがよくわかるから。