冬と三宅伸治

ある曲を聴くと、あの頃の事を思い出す。
みんな良く言うけど、ほんとその通りだよね。


ケツノポリス2までのケツメイシを聞くと
やっぱりかたやんのこと思い出すし、
ステレオフォニックスの『シンス・アイ・トールド・ユー・イッツ・オーヴァー』聴いたらアメリカで打ちのめされたフトン屋のことを思い出す。


三宅伸治の『何もなかった日』を聴くと5年前の冬を思い出す。
思い出の中のあの冬は灰色の世界だ。
灰色といっても俗にいうグレイじゃない。
仄暗いんだけど、どこまでも澄んでいる。
とても寒い冬で、膝下10cmを通り過ぎる寒風が、
身も心もそわそわさせた。


その冬に何があったかはよく憶えていない。
ただ風邪で寝込んだ友達に薬を持って行ったことだけははっきりと憶えている。


そんな冬のことを昨日のライブを観て、また思い出した。