うけつがれし夢

昨日の深夜、久しぶりにテレビを観て泣いた。


サンデーサイレンス最後の仔ハギノプリンセスがデビューするまでのドキュメント。


一頭の馬がデビューするまでに、多くの出会いと別れがある。


生まれて半年で、母馬と別れる。


この時点で、もう涙腺ゆるゆる。


その後も、育成牧場、トレセンといろんな人と出会って、そして別れを迎える。
多くの出会いと別れを繰り返して、一頭の競走馬がターフにデビューする。
その全ての出会いと別れに愛が詰まってるんだ。


号泣。


「競走馬は人間の都合で走らされているかわいそうな生き物だ」
なんてクソみたいなこと言ってる奴はこの番組を観た方がいい。
これほど愛されて育つ生き物がかわいそうなわけがない。
競馬って素敵やわ。


とか言いながら、いざ馬券を買えば罵詈雑言を浴びせちゃうんだよなあ。
だって、それが競馬だもん。
愛も欲望も嘆きも喜びも全てを含めて競馬は芸術になるんだ。


ってことを認識させられる番組だった。
山田雅人が正しい。


DVD化したら女房を質に入れても買わなきゃ。


最後はアデランスの中野さんの名ゼリフで締めてみました。