愛だけじゃ終わらない

昨日、サンガの最終戦を観に行った。
負けたけどいい試合だった。
ああいう試合がずっと出来てたら、今年の順位も変わっていただろうに。
その辺りのちぐはぐさもまたサンガらしくていいやね。
サポーターと呼ばれる人たちは、ちびっ子がひいちゃうくらいに罵声を浴びせてたけどね。


そしてサンガ戦終了後、プロレスを観に行く。
サンガ戦とプロレスの黄金のはしご。
いい大会だった。
やっぱりプロレスは素敵です。


という黄金の土曜日を越えて、日曜日をむかえて今に至る。


長い前置きをはさんで、ついさっき遭遇した不愉快な出来事について書こう。


晩御飯の後、レンタルビデオ屋に行った。
「おまえ、やったとかやってないとかじゃなくて、謝れって言ってんねんから謝れや」
店に入った途端、野次馬根性に火をつけるチンピラ的怒声が聞こえてきた。


急いで声のする方へ向かう。
いかにも身なりの悪い少年が、スーツ姿の男5人に囲まれていた。


もちろんチンピラ的怒声を上げているのはスーツ姿のサラリーマン軍団。
少年が囲いから逃げようとすると、サラリーマン達は容赦なく小突く。
ヒートアップしたサラリーマンさんが少年のむなぐらを掴む。


恐怖のあまりわけのわからないことを少年がわめき散らしたところで、警察がやってきた。


警察は少年を囲み、そのまま両脇を抱えてパトカーへと連行していった。


「おまわりさん、そいつ頭おかしいで」
そういって、サラリーマン達は薄ら笑いを浮かべて立っていた。
警察官はしきりにサラリーマンさんたちの身の安全を確認していた。


結局正義なんて姿形や社会的ポジションで決められるもんなんですね。
今後は身なりに気をつけよう。