恐怖体験

青山亭紳士さんじゃないけど、本当に不思議体験をしちゃいました。
無職の身の上、昼の時間を無駄に使っていました。
暑い暑いと文句たれながら、テレビゲームをやっとったんですわ。
そうしたら、部屋のドアが開く音が聞こえたのさ。
ノックもなしにいきなり開けるんだから、知り合いが来たと思うわな。
わしもいたずら好きやけえ、知らんふりかましたんや。
ここは一発驚かされたふりして、ええリアクションかましちゃろ思ってな。
でも、待てど暮らせど入ってこん。
でも見たらあかん。見たら負けや。
ええリアクションが台無しや。
向こうにペース握られてまう。
ここは、じっと我慢や。
ガチャ。
ドア閉める音が聞こえよる。
やられた。
最後の手使いよった。
これで、こっちから動かなあかん。
「何で帰んねん。」
ってつっこまなあかん。
しぶしぶ玄関に向かったんや。
ドア開けてつっこんだがな。
「おまえ誰やねん。」
ぜんぜん知らんジイさん立っとるがな。
しかも、目の焦点合ってないし。
右手にパックのお茶もっとるし。
ボケてんのか?精神病か?
ともかく危険な香りに間違いはない。
ドアを静かに閉めて、きっちり鍵を閉めました。
しかし、あのジイさんは何者や?
右手にお茶持ってたけど。
まさか、わしの部屋でホームパーティがあると思ったんか。
素で怖いです。