ラーメン食べ歩き

ラーメン食べ歩きなんていうほどじゃないけど、
いろんな店でラーメン食ってます。
で気づいたのは、やっぱ有名店は有名店だけのことはあるね。
「有名店なんてうまくないやい。」
なんて玄人ぶったことを言ってやりたいけど、ウソはつけない。
正直うまいし、うまくしようという気概がビンビン感じられるもん。
でも、僕がラーメン食いに行ってうれしくなるのは、
そういうラーメンじゃないんだよ。
うれしくなるのは、やっぱあれだよ。
普通すぎるラーメン。
スーパーの飲食コーナーにありそうなラーメンね。
うまくする気概がまったく感じられないんだよ。
うまいまずいを超越してるもん。
もちろんうまくないんだけどね。
どうちらかと問われずともまずいんだよ。
でも感想聞かれたら「普通」って言っちゃうんだよ。
そのうまくしようという気概がないのにラーメン屋やってる
やる気なさと開き直りにうれしくなっちゃうんだよ。
店主がヒゲなんてはやしてた日にゃあ殿堂入りだね。
今日も一軒そんなラーメン屋を見つけました。
スープ?コクがねえ。あっさりしてねえ。
麺?コシねえ。味気ねえ。
チャーシュー?パサパサ。倉庫に大量につまれてる所が容易に想像できる。
具?ネギともやしだけ。
なぜこれでゴーサインを出した?
改良する気なんてサラサラねえだろ。
あんたラーメン愛してないだろ。
良い。あんた最高。
でももう行かないよ。
金払う価値のあるラーメンじゃないでしょ。
でもいい店だった。
田舎を走る一号線沿いのラーメン屋みたい。
プチ旅行がしたい人は、やる気のないラーメン屋に行こう。