従業員食堂

世の中、落語みたいな話が本当にあるんだね。
僕が、バイトしているホテルでの話しなんだけど、
今日は珍しく昼勤務だったんだ。
昼勤務の昼飯は、従業員食堂で食わされるんだ。
この従業員食堂がまたすごい。
従業員食堂とは名ばかりの、狭い部屋なんだ。
6畳くらいの空間に机と丸いすが置いてあるだけ。
最大収容人数6人。
その横に2畳くらいの厨房がついている、
半地下みたいな薄暗いところなんだ。
そこで良くわからんおっさんが作ってるんだよ。
わざわざなんでこんなところで。
ホテルのレストランでまかない作ればいいじゃん。
なのになぜ半地下でおっさんに作らせるかがわからん。
しかも、これがうまくないんだよ。
僕だけがそう思ってるんじゃないんだろうねえ。
隣で食ってたレストランのシェフはまったく箸が進んでなかったもん。
しかも不思議な事に、この部屋の天井の火災報知器が取り外されてるんだよ。
後で、聞いてみたところによると、
「あそこは火を使うから、火災報知器が作動する可能性があるから
外したの。」
だってさ。
んなバカな。
火のあるところこそ火災報知器が必要でしょうが。
こんなベタな話が現実にあったとは。
恐るべし従業員食堂。