泣ける歌

世の中がオレンジレンジの「花」で泣いているさなか、
タカツさんが選ぶ2004年最も泣ける曲が発表されます。
栄えある、第8回今年の最も泣ける曲に選ばれたのは、「チキンライス(浜田雅功と槇原敬之)」です。
おめでとうございます。
いやー、たかっちゃんいきなり企画モンですかって言うなかれ。
この曲は名曲よ。
何がいいってとにかくマッキーがいい。
歌詞がそのままメロディーになった様な、表情豊かな曲。
泣けますよ。
そしてなにより泣けるのは、マッキーが歌ってないというところ。
これは、とても大事。
マッキーが歌うといい曲にはなるけど、泣ける曲にならないんだよ。
マッキーの歌唱力で歌われると、感情移入ができなくなっちゃうのよ。
付け入る隙がない。
イッセー尾形が昔「完成度が高すぎて笑えない」と評されたらしいが、それといっしょ。
圧倒されちゃって、泣くどころじゃない。
正座して聴かなきゃいけないんじゃないかって気になっちゃうもん。
それに比べて、大してうまくない歌声で歌われると、もう完全に自分の歌だもん。
あることないこと全部自分の身に投影しちゃって大変。
で見事泣きソングになるっていう仕組みです。
これは、世界にひとつだけの花と同じ仕組みですよ。
でも、だからといって槇原敬之の歌声が良くないってわけじゃないよ。
マッキーにアカペラとか弾き語りとかやらせてみろ。
もう、超絶の泣きソングになるよ。
小田和正超えちゃうな。
いやー、なんだかマッキーべた褒めしちゃった。
こうなったら、マッキーをとことん応援するぞ。
たとえマッキーが、ゲイでも前科者でも歯並びが悪くても、テンションが異様でも応援するぞ。
んー、マッキーの突き抜け感にジェームスブラウンと近いもんを感じる。
マッキーは日本を代表するソウルマンだわ。