ラジオタイム

アルバイトに行く時、最寄の駅まで歩いていく。
週に数回、徒歩9分の道のり、この時間が僕の唯一のラジオタイムです。
ラジオ付き携帯を手に入れ一ヶ月、欠かさぬ習慣になっています。
しかし、律儀というのは時として残酷な仕打ちをしてきますね。
同じ曜日、同じ時間、同じチャンネルを聴くと、悲劇的な事態に陥るんですよ。
なぜか僕のラジオタイムの9分間は、決まって地元の催し物紹介のコーナーなんだ。
新曲もなつかしの名曲も流れないの。
季節の催し物とロイヤルゼリーの紹介をするだけ。
トホホだよ。
甲高い声のDJが、注目の催し物と本人愛用のロイヤルゼリーの紹介をするコーナーと僕のラジオタイムががっちりリンクしちゃってんの。
で、リクエストのコーナーになる頃ラジオタイム終了。
かなしいねえ。
時間という概念が生まれたとき、人間は完全な自由を永遠に失った。ってなことをどこかの偉人が言ってたけど、その通りだよ。
人間は時間に縛られすぎてる。
毎回同じ時間に同じコーナーを開始するラジオも、毎回同じ時間に同じチャンネルを聴く僕も。
どっちかが、この習慣を変えない限りこの負のつながりは切れないよ。
んー、僕が変えるしかないんだろうな。