メイクチルドレン

学校での性教育の方法が問題になっているらしい。
でもやり方どうこうじゃなくて、授業で性教育なんてやったらなりたたないだろ。
みんな恥ずかしくて笑っちゃうだろ。
今の子供はどうかわからないけど、あの頃あの街の子供たちはそうだった。
しかし本当の問題は、性教育の中身なんだ。
性教育カウンセラーの勧める説明っていうのが、どうしても許せない。
「子供はどうやってできるのか?」という質問には、こう答えればいいらしい。
「大人の男の人と女の人が愛し合ったら出来るんだよ。」
なんじゃそりゃ。
なら、子供のいない夫婦は愛し合っていないっていうのかい。
不妊症で子供が出来ない夫婦は、愛し合っていないから子供が出来ないのかい。
子供に当たり障りのないことを教えるために、苦しい不妊治療を共に戦う夫婦に愛が足りないというレッテルを貼っていいわけがない。
子供のできかたもセックスのしかたも避妊具の使い方も、自然と覚えるよ。
セックスなんてのは限りなく動物的な行為なんだから、いちいち教わらなくても本能で対応するよ。
誰かを傷つけてまで教える必要なんてない。
そんな、授業する暇があったら郷土の歴史でも学ばせろよ。
あったねえ、郷土の歴史の授業。
『わが町城陽市の歴史』。
いい授業だったね。
だって、城陽市なんてのは所詮新興の住宅地だから歴史がない。
だからって、隣の市の歴史取り上げるんだもの。
小倉池の干拓
戦前小倉池が度々氾濫し、人々の生活を苦しめていた。
って小倉池がもう城陽市にないからね。
結局、あの手この手で干拓し今でも水田として利用されている。
っていう話を勉強して、締めに電車で小倉池後を見に行くんだ。
もちろん、隣の市まで。
こんなほのぼのとした授業が出来るなら、性教育をやるべきだ。