新たな一歩を踏み出す
意地悪な狼が、他の動物に餌を分けないで独り占めにした結果、大きくなりすぎて破裂した。
子供の頃、そんな話の絵本を読んだ。
狼のように、大きくなりすぎて破裂したい。
そんな死を願ったのは、たしか小学校に入った頃だった。
あの日から何千回、月を見て眠り太陽を見て起きた。
いまだに、破裂する気配はない。
そればかりか、大きくなる素振りすら見せない。
むしろ、自分の小ささを思い知らされるばかりである。
このまま、小さくなっていって生き続ける事になるのだろうか。
自分を知って生き続ける強さを身に付けなければならないのだろうか。
なんて、感傷的な文章を便所でウンコしながら書いています。
良くやったノートパソコン。
良くやった延長コード。
良くやった洋式便所。
おまえ達の、一人でも欠けていたらこの偉業は達せられなかった。
おまえ達を“便所で日記を書くための三銃士”と名づけよう。
語呂の悪さは勘弁してくれ。
只今お取り込み中だから。
さあ、それではどうしてわざわざ便所で日記を書いているのだろうか。
腹が痛いから?
部屋が散らかっているから?
ノン。
深い意味はない。
ただ、ながら族と呼ばれる世代として一度チャレンジしてみたかっただけ。
次?
次はないね。
だってノートパソコンを生肌の太腿の上に置くと、結構厚くて大変なんだもん。