しあわせの格言

『どれだけ待ち望んでも今すぐ明日が来る事はない。
 だけど、何もしなくても明日になれば明日がやってくる』


これは今僕が作った格言なんだけど、まあ時間に対する諦念的な畏敬の言葉です。
でも、時間を流れで表したのは、昔の人の絶妙なファインプレーだよね。
うん。時間は流れなんだよ。
触れないけど、刻々と時間の流れを心身に感じる。


『時の流れから解放されるのは、悲劇を含んだ思い出だけだ』


これも今僕が作った格言なんだけど、これも時間の重さと恒常性を表現している。 


『たとえ少しだけ時間を遡る事ができたとしても
 彼女はきっとそれよりももう少しだけ時間を遡って、僕のウ
 ソを見破るだろう』


これまた、今僕が作った格言なんだけど、どんな不可能を可能にしても、女の嫌疑から逃れる不可能を可能にすることは出来ないという意味です。


でもそれだけじゃなくて、どんなに大それたことをしても、結果はたいして変わらない、という意味があるのかも知れない。


つまり、何が言いたいかというと、思い通りにならないって歯痒いけど、それほど不幸なことでもないんじゃないかってこと。


躍起になってしあわせをつかみに行く前に、
手のひらを覗いてみたら、案外しあわせをすでにつかんでるかも知れないよ。


とりあえず、一人で格言作って喜んでいる僕の日常は、しあわせから程遠い、暗い極点の向こうです。